強い自分にあこがれて、若い時分は自己啓発本を大量に読んだこともあります。
不安のあまり自己啓発本をたくさん読んでみたら、あら不思議。
書いてあることは、なんとなくみな一緒。
不安な時は自分が作った自己啓発書で心機一転。
自分を愛して、決めていく
自分のことを「なるようになるさ」と考える人がいます。
なにもせず常にその考えをもつことは、改めた方がいいのではないかと思います。
理由は最終的にそうせざるを得ないからです。
人間は死亡率100%です。
この事実からは、逃れられません。
どんな大金持ちでもいつかは、いつかはこの世を去ります。
避けられない未来です。死ぬ瞬間こそ「なるようにしかならない」のではないでしょうか。
そこまで、少しずつ歩んでいくのが人間。
エレベーターに乗せられていくわけでもないのです。
お腹がすいたら、何かを食べ、排せつをもよおしたらトイレに行きます。
人間の意識のあるうちは、自分のことは自分で選択し決めていきます。
もちろん、体調不良だったり、病気になったり、加齢で手足が不自由になることもあるでしょう。
そこでできるのが、人間同士の助け合いです。
介護保険も医療保険も保険料を強制徴収されているように見えますが、根幹はみんなで支えあうという助け合いの精神からのものです。
困ったときは、支えあい、助け合い、元気な時は、少しでも自分で物事を決めるということを心掛けていきたいものです。
冒頭の「なるようになるさ」とは、自分のできる範囲で精いっぱいやったうえで、それでダメなら仕方がないという意味だと思います。
自分の一番の理解者は自分です。
応援者も自分です。自分以上に自分を好きな人はいないと思うのです。
そんな自分自身を精いっぱい愛して、自分の選択をしていきたいものです。
自分で決めたから
自分の選択を自分でしたのなら、その結果の責任は自分にあります。
だから誰かを責めようがないのです。
ただし、単純に「自分が悪い」というものではありません。
「自分が悪い」と片付けてしまうと、ただ諦めているだけになってしますからです。
起きた結果から、自分を客観的に見て自分で決めたことなんだと認識することが次につながります。
自分の人生だから
生きているといろいろあるし、世の中も環境も変わっていきます。
でも、自分を変化させているのは自分です。
世の中に流されたんじゃなくて、世の中と同じように自分が変わったのです。
あくまで自分の選択。
原因が自分にあることがわかれば、対処、対応も考えやすくなります。
そして、怒ることが無意味なことと感じます。
怒ることは何かを生み出すわけではではなく、自分がどうしたらよいのかを考える方が生産的で良い方向につながるからです。
自分の人生ですから、自分のご機嫌くらいは自分で取りながら、自分の選択をして、自分の人生を歩みたいものです。