ナスの皮の光沢がなくなり、色がぼけることをぼけナスといいます。
ナスの丸い頂きの部分からツヤがなくなり、最後は全体に及びます。
産地直送を訪ねたある日、地元の農家さんから、「今年はぼけナスが多いんだよね。」と声を掛けられました。
異常な高温に人間だけでなく、植物たちもお疲れのようです。
連日の真夏日
梅雨明けを異例な速さで宣言された今年。
カラ梅雨だったわけではないけれど、5月に比べれば圧倒的に雨は少なく、お山の方のダムも異常な渇水状態なのだそう。
ダムの水面が低下すぎて、普段行われている水面上の遊覧船も、いよいよ範囲を限定されてとのこと。
ニュースで映し出されたダムの映像から、ヘリがむき出しになり、赤茶けた土まで見えている姿をさらされると、一目で渇水状態であることが理解できました。
ここにきて、地元の農家さんからのぼけナスの増加の話。
原因は、土壌の乾燥や高温で、ナスが吸水する以上の水分量が実から蒸発量からなのだそうです。
ナスが干上がっている状態。
水分の多い植物たちが、あまりの暑さに自分の持っている水分を必要以上に放たなければならないほど、危険な域に入っているのかと思うと、気の毒に思うのと、この先どうなってしまうのかという恐ろしさを感じます。
6月の異常な高温は、自然界からも悲鳴が上がっているようです。
熱帯夜?部屋にこもる熱
日本で一番暑い街といえば、埼玉県の熊谷市や岐阜県の多治見市ですね。
都会から少し離れた内陸部で、最高気温は2018年7月23日に熊谷市で記録された41.1℃。
体温を超えた40℃の暑さって、考えただけでクラクラします。
6月から続く異常な暑さは、熊谷市や多治見市の他にも山梨県勝沼市や愛知県豊田市でも38℃近い気温を記録し、歴代の最高記録に迫る勢い。
今年の夏は一足早いのか、気温の上昇も異常なくらい早いですね。。
私の住む街も34℃と日中は外に出るのをためらう暑さ。
夜もなかなか気温が下がらず、夕方自宅に帰ると、蒸しかえる部屋の暑さに驚き、家中の窓を開け放つ毎日です。
窓を開けた夕暮れ時から宵のうちにかけての風が止まってしまうのか、ピタッとなくなるのも困ったこと。
家中にこもった熱は自然の風ではなかなか逃げず、扇風機やサーキュレーターを使って、部屋の熱を逃がしています。
少々逃げたところでエアコンをオン!
快適な空気が流れて一息つくのは、日没の頃の19時です。
まだまだ続く、異常な暑さ。
一方で戻り梅雨も警戒されているのだとか。
激しすぎる気候に、人間も植物も耐えるのに精一杯ですね。
今後の農作物に影響を残さないことを願っています。
熱中症対策。この後もしばらくが警戒が必要そうです。