朝活をはじめて読み始めた本があります。
『2030年すべてが「加速」する世界に備えよ』です。
図書館で新しい本の紹介で見かけ、緑の蛍光色の文字に惹かれて思わず借りました。
中身は面白いのですが、なにせ、理解するのにとっても苦労します。
カタカナが多い…。
なんとなくなんとな~く読んでいます。
イーロンマスクって現代のドラえもん?
昔から、洋画に出てくる女優さんや俳優さんの名前を覚えることが苦手でした。
世界史なんてどうやって授業を受けていたのかも記憶にないというほどです。
そんな私でも、イーロンマスクは知っていました。
テスラという車をつくったり、スペースXでロケット飛ばしたり面白いことやっている人でしょ。
日本でいうとホリエモンみたいな感じなのかしら。
不可能を可能にするような夢のある実業を行っているかっこいい人というイメージがありました。
イーロンマスクって現代のドラえもんなのかしら。
イラついたことから、モノを生み出す
頭のいい人は、どういうところから、モノを生み出すのかなと思っていました。
この一文「イーロンマスクのいらだちから生まれた様々なプロジェクト」~云々~
えー、渋滞でイラついたから地下にトンネルを掘ろうと思ったの?!
そんな単純な理由?
漢らしいというか粋な行動というか、怒りという感情をただでは沈めないのですね。
渋滞なんてこういうものだ、と思ってしまえば、それまで。
なんの進化も発展も生み出さないわけですね。
渋滞していた→どうしたら早く目的地に到達できるのかを考える。
他人の行動を邪魔せずに答えを導き出しているところも秀逸です。
何より、渋滞を緩和させるためのプロジェクトを応援したくなります。
甘夏から未来を悲観?
先日、近所の方から甘夏をいただきました。
私が子どものころは、甘夏、はっさくは夏休みのおやつの定番。
そういえば、ここ何年も見かけませんでした。
暑い夏に甘酸っぱい甘夏と酸っぱい八朔(はっさく)は、暑さでバテそうな体に活を入れてくれるものでした。
包丁でソフトボール大の甘夏の皮に傷をつけて、皮を剥ぎ、薄皮にも傷をつけて中身を出してガブリ。
うーん!懐かしい!!
この酸っぱいの、懐かしい~。
子どもに分けてあげると、「酸っぱいけどおいしい」と食べてくれて、うれしさ倍増。
そうよ、これが甘夏なのよ。
甘夏も八朔も、冬のミカン同様に、剥くのが面倒、手が汚れるという理由から、あまり売れてないのだそう。
イーロンマスクのいらだちから生まれたプロジェクトは応援したいけど、甘夏を剥いたり、手を洗う手間を省きたい大衆のいらだちには、同調しにくいわ。
面倒くさいことや時間がかかることでも価値が生まれるのよ、きっと。
甘夏もはっさくもミカンも、そのまま食べることはオワコン化してしまうのかしら…。
おいしさは間違いないから、大丈夫
子どもにとっては、酸っぱすぎるのでジャムにしてみました。
甘夏の実を一つひとつ剥いて鍋に入れ、先日梅シロップをつくった際に残っていた氷砂糖を入れて、中火~弱火でグツグツ。
10分くらいしたら味見して甘さを調整して、追加で10分グツグツ。
甘夏ジャムの出来上がり!
パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたり、朝食のレパートリーが増えました。
そのまま食べてもおいしいけど、ちょっと手間をかければさらにおいしくなる。
これじゃあ、甘夏も八朔もミカンも、当分なくならないわ~。
めっちゃおいしいもん。
そのままでも加工しても、甘夏は絶対残るはず。
甘夏の未来を安心して、頬張るのでした。