良い時もあればそうでないときも。アマビエ様と『タルムード』の牛さんから学ぶ。

学んだこと

厚生労働省が作成した啓発アイコン👇

左側のなあ~に、と思ったら、アマビエ様。

私、最近までアマビエ様、知らなかったんです…。

最近人魚みたいな絵が流行っているのかな、なんて気にも留めずにいました。

1年も前に作成されたのですね、啓発アイコン。

アマビエ様、今更ですがスミマセン。

改めて、アマビエ様について調べてみました。

アマビエとは?

Wikipediaによるとアマビエとは、疫病を鎮めるとされる半人半魚の妖怪で、江戸時代に熊本県の海に現れたそうです。

海中から光を輝かせるなどの現象を起こし、豊作や疫病などに関する予言をしたと伝えられています。

役人に対して「当年より6ヶ年の間は諸国で豊作がつづく。しかし同時に疫病が流行するから、私の姿を描き写した絵を人々に早々に見せよ。」と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行ったとされる

Wikipedia

『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげるさんの『妖怪辞典』にも描かれているそうです。

2020年の「新語・流行語大賞」にてTOP10入り

新型コロナウイルスの感染拡大により、Twitterで話題となり、企業などもアマビエのイラストを施して疫病退散を願うなど、社会に広まっていったそうです。

2020年の「新語・流行語大賞」にてTOP10入りを果たしたとのこと。

アマビエの予言と似たようなお話

そういえば、イスラエルの昔話『タルムード』にも同じようなお話を聞いたことがあります。

タルムードのお話は『7匹の太った牛と7匹のやせた牛』というお話です。

あらすじは、

エジプトの王様が、「ナイル川のほとりで7匹の太った牛が草を食べている後ろから、同じく7匹のやせた牛が現れて、太った牛を食べてしまった」という夢をみました。

この夢を解釈してもらうと、「エジプトにこれから7年間大豊作が訪れ、その後の7年間は大飢饉が訪れます」というもの。

王様は、助言に従い「7年間の豊作のうちに、毎年の収穫を食べつくしてしまわず、7年間の飢饉を乗り切るために貯蔵しなさい」と対策をさせ、困難を乗り越えたというお話。

妖怪ではないのですが、「良いことの次には、必ず非常に悪いことが起こる。準備は怠らないように」というお話です。

アマビエのお告げ

アマビエのお告げや『タルムード』の夢にたとえると、今は我慢の時なのでしょう。

アマビエの「絵を書き写して人々に見せよ」というお告げは、人々に対する注意喚起だったのかもしれません。

良い時もあれば、悪い時もある。淡々と準備は怠らないように、と戒められます。

悪い時の後は、良い時も来るはず!

1日も早く困難を抜け出して、みんなに笑顔が戻りますように。