夏至の時期。紫陽花の花を楽しみつつ、夏越の大祓の茅の輪をくぐる。今年の残りを心地よく過ごす、おまじない

暮らし

二十四節気の「夏至」。

昼が最も長く、夜が最も短い日。

日の出は4時29分

日の入りは19時1分

夕暮れは19時31分なんだとか。

日が長いと、なんだか得した気分。

まだ明るいと思って自宅に帰ってみたら、19時を過ぎていて慌てた、なんて経験も。

梅雨晴れの日差しも力強くなってきました。

今時期の太陽の位置は、真南に来たときに1年で最も高くなり、影の長さは1年で最も短くなります。

今年の夏至の日は6月21日。

夏至の期間でいうと、6月21日から7月6日まで。

今はまさに夏至の時期。

プール開き

今年の保育園のプール開きは、6月21日でした。

生憎の雨で流れてしまい、翌日に行ったとのことですが、園児がプールのバックを持って登園する姿を見ると、カレンダー上だけでなく、「夏がやってきた」と感じますね。

我が家の子どもたちも、初めてのプールではしゃぐというよりかは、恐る恐るといったようですが、水に親しみ、楽しんだようです。

関東地方の海開きは7月中旬からが多いよう。

待ちきれないサーファーの方や家族連れが、海で遊んでいる姿もちらほら見かけるようになりました。

山の紫陽花も

お正月の駅伝といえば、実業団のニューイヤー駅伝と大学生の箱根駅伝。

箱根駅伝で有名な神奈川県箱根町は、神奈川県と静岡県にまたがる山間の町。

旧東海道にあたる箱根駅伝の前半最終区は山登りのコースとなっていて、駅伝好きの方にはおなじみの町です。

今時期の箱根沿線といえば紫陽花。

小田原駅から箱根登山鉄道が強羅まで出ているのですが、山沿いに紫陽花が咲き誇り、何とも華やかな沿線を彩っています。

箱根登山鉄道の終着駅は強羅(ごうら)駅。字面から強そうな駅ですね。

標高は541mあります。

途中の箱根湯本駅の標高96m、小田原駅の標高14mとは400~500mの標高差があるので、紫陽花の満開の時期も時期によって異なります。

海抜の低い場所なら6月上旬から、高い場所なら7月上旬ごろまで見ごろです。

箱根登山鉄道は、標高差があるのでスイッチバックという列車にしては珍しい動きをしながら、のっこのっこと登っていきます。

山の列車に乗って、沿線沿いに咲く紫陽花を愛でるのも、素敵な旅になります。

夏越しの大祓

神社の鳥居をくぐると、境内の前に大きな輪が作られていました。

この輪は、夏至の時期に行う神事。

「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」。

神社に大きな茅(ち)の輪が作られて、茅の輪の中をくぐったり、人の形に切り開いた紙を川に流したりする儀式が行われます。

我が家の地元の神社では、参拝する人が自由に輪の中をくぐることが出来ます。

神社によっては、8の字に回ったり、回り方があるところもあるようです。

茅の輪をくぐることで1年の前半を無事に過ごせたことに感謝し、半年の汚れを落とす意味があるのだそう。

自分の穢れをおとしつつ、そういえば、自宅の汚れも落とさなくちゃなぁ。

夏至は1年の半分が過ぎるころでもあります。

今年の残りを心地よく過ごすために、心も体も周りも整えていきましょう!