食に関する話題の多い秋です。
食べる食、見る食、今日の食は両方堪能できそうです。
禁断の果実
聖書にも登場するリンゴ。
アダムとイブが食べてしまったとかそうでないとか。
色々説があるようですが、アダムが飲み込もうとした時に引っかかった部分が隆起して「のどぼとけ」になったんだそうです。
ヨーロッパでは「アダムのリンゴ」ともいわれているのだそう。
食べてはいけないよ、と言われていた果実を食べてしまったことから禁断の果実となったというのですが、その果実がリンゴかどうかも謎なんだとか。
きっとそのころからリンゴは美味しかったんだと勝手に想像してしまっています。
進化の歴史にか欠かせないリンゴ
リンゴは、ヨーロッパから日本に伝わった食べ物。
植物学的にもセイヨウリンゴというらしいです。
ヨーロッパでは紀元前から栽培されていたのではないかと言われていますが、日本では平安時代位から食べ物として登場してきます。
聖書に登場してくる果実も、『白雪姫』に出てくる果実も、ニュートンが万有引力の法則を発見した時の果実も、世界を代表するのコンピュータメーカーのアップル社のマークの果実もみんなリンゴ。
人間の進化には必ずリンゴがそばにあるのは気のせいではないのかもしれません。
サクサクの触感がたまらない
手のひら大のリンゴは種の部分を除くと皮までそのまま食べられるリンゴ。
ジャムにしてもジュースにしても焼いても美味しいですが、やっぱり生のリンゴをガリっと齧るのが一番おいしい。
一つ丸ごとじゃなくとも4等分にしてお皿に盛ると、朝食にもなるし、おやつにもなります。
これから春の時期まではたくさんの種類のリンゴが出荷されるので、食べ比べも楽しみなところです。
幻のリンゴ?名月
月を連想するような名前のリンゴ。
店頭には幻のリンゴとされている理由は、栽培面積が少ないから。
群馬県や青森県、長野県などのリンゴの産地では10月の末から11月末くらいまでスーパーなどで見かけることが多いです。
他の根の部分に蜜が入りやすいのですが、種の部分は包丁でくり抜いてしまうので、密の部分が少なくなってしまうのが惜しいところ。
栽培方法は無袋栽培が基本のため、太陽の光をいっぱいに浴びて成長します。
甘味が強くて、酸味も程よいんですよね。
齧るとカリっと聞かせる歯ざわりや硬すぎない舌触りも爽やかに感じます。
リンゴの王様と言えば「ふじ」ですが、「ふじ」に甘みを加えたのが「名月」という感じでしょうか。
アップルパイにしても美味しいですが、この歯触りと舌触りが爽快なので、生で食べるのが一番おいしさを感じられる方法だと思います。
地球の影に隠れる月
中秋の名月から十三夜、そして今日は部分月食。
月にまつわるニュースも今年は多かった気がします。
部分月食といっても、月のかけている部分が少ないためにほぼ皆既月食のように見えるのだそうです。
食の最大は18時3分。
夕食時ですね。
名月でも食べながら空を見上げて月食を見る。
優雅なひとときが過ごせるといいなと思っています。